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新共通テストはどのような問題が出された?~数学ⅠA編~


今回は2025年度共通テスト数学ⅠAについて、どのような問題が出題されたのかを解説します。そのうえで、対策はどのように行えばよいかまでお話ししていきます!




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目次



 


今年の出題の特徴


今年から共通テストの数学ⅠAは「整数の性質」に関する出題が無くなりました。大問数も5問だったのが4問に減り、昨年度まであった大問の選択問題が無くなり、全員が同じ問題を解かなければならなくなりました。試験時間自体は70分から変更がなく、さらには問題の文章量も今まで通り多いため、解く時間に余裕がなく、対策を講じなければ全て解ききれないという問題が生じています。問題については、データの分析で新たに学ぶことになった「仮説検定」や、場合の数と確率の「期待値」も出題され、新課程の内容もきちんと反映された出題となっていました。





共通テストの問題はこう解く!


 数学ⅠAの問題構成は以下のとおりです。

第1問

数と式、図形と計量

第2問

2次関数、データの分析

第3問

図形の性質

第4問

場合の数と確率



 数学は大問ごとにマークシートの解答欄が分かれているので、どの問題から解き始めても大丈夫です。どの問題から取り組むのかを考えるうえで大事なのは「70分という試験時間内に全ての問題を解ききる」を意識することです。私はこの問題に時間をかけたい、僕はこの分野が苦手だから最後に時間をかけて解きたい、この問題なら時間をかけずに早く解ける、などを踏まえて解き方を工夫してみましょう。


 では実際に出題された問題を見てみましょう。第2問の2次関数の問題です。



最初のページだけ見ると何の問題なのか分かりにくい文面になっていますね。読み進めていくとグラフが出てきたあたりから「2次関数の問題」であることが分かります。2次試験の問題だと把握した段階で「式が必要になるのでは?」や、「グラフを書いて考えるのでは?」と予測を立てておきましょう。さらに読み進めていきます。



4ページ目になってやっと問いが出てきました。ここまで到達するまでにやや長めの問題文がありました。問題文の中に解くのに必要な値や考え方といった情報が述べられているので、それまでの問題文を読み飛ばさずチェックしたうえで臨む必要があります。

 さらに問題を解き進める上で何を求めるのかだけでなく、どの値を使わせたいのか、どの考え方を使わせたいのかを意識してください。前に求めた値や解き方を使わせる問題もあるので、それぞれ別々の問題のように解くのではなく、この解を求めさせるためにこの値を計算させたという視点をもって問題に取り組みましょう。




共通テストに向けて


これまでは共通テスト数学ⅠAの問題を解く上で重要なことを述べてきましたが、もちろん基本的な解き方や公式などの基礎知識は重要です。まずは基礎知識を正しく身に付けることから取り組み、次に共通テストの各大問の基本的な解き方、考え方の演習を行いましょう。また、共通テスト過去問やマーク模試の演習の際には、時間内に解ききるための練習を行ってください。


国公立大学受験専門塾サクラサクセス松江北高校前教室では数学ⅠAの勉強をまずどこからやればいいかなどの相談を受け、取り組み方を提案させていただきます。興味を持った方は一度お問い合わせください。




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著者PROFILE



■国公立大学受験専門塾サクラサクセス

  • 島根県松江市北堀町にある、国公立大学合格を目指す方専用の学習塾。

  • 大阪大学、九州大学など、複数の旧帝大への合格サポート実績あり。

  • 大学受験合格に向けた​学習年間計画の作成、​週間・月間でスケジュールの​見直し・進路相談、​モチベーション管理、学習定着のための演習​トレーニング・テストを実施。

  • 課題や問題に関する質問や相談は無料・​無制限で対応。旧帝大卒等、優秀な講師陣が対応。

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