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新共通テストはどのような問題が出された?~地理編~


先日大学入学共通テストが実施されましたね。今回は地理の問題でどのような出題がされたか、来年の共通テストに向けてどのような知識を持っておくべきかを解説します!今回は主に「地理総合・地理探究」のお話です。




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目次



 


今年の出題の特徴


 共通テストの地理は地形、気候、人口、農業、産業など地理に関する基本知識を取り組む「系統地理」と、アジアやヨーロッパなど各地方に属する国ごとの特徴を知る「地誌」からまんべんなく出題されます。今年から新課程の共通テストとなり「地理総合・地理探求」と名前が変わりましたが、問題自体の出題パターンに大きく変わった点はありませんでした。しかしエルニーニョ現象とラニーニャ現象の違いやウェーバーの工業立地論など、詳しい知識がないと答えられない問題が出題されたため、全体の難易度は前年度に比べ上がりました。





共通テストの問題はこう解く!


 地理総合・地理探究では統計データを反映させた地図や表、グラフから何のデータか、どこの国なのかを答える問題が出題されます。このような問題では「データの特徴をつかむ」ことが大切です。実際に出題された問題を見ながら、共通テスト地理総合・地理探究の問題の解き方を解説します。これは第1問の問1、一番最初の問題です。


 この問題ではまず指標が高位になっている国にはどのような国があるかに注目します。アフリカに多く見られますが、日本、韓国も指標が高位になっていることに注目すると正解は②の「穀物の輸入依存度」となります。①の「栄養不足人口の割合」や③の「1人1日当たりカロリー摂取量」であればアフリカや南アメリカに高位の国が集中しているはずです。④の「平均寿命」であれば日本や韓国だけでなくヨーロッパにも高位の国が存在します。各選択肢の特徴から総合的にデータを確認し、解答を選ぶようにしましょう。


 また、統計データから読み解く問題には以下のように2つ以上の項目にそれぞれ該当するものを選ぶ問題も出題されます。例として第4問の問3を見てみましょう。


 この問題は繊維・衣服に関する「製造品出荷額」、「卸売販売額」、「小売販売額」の各都道府県が占める割合を図示したもので、あてはまるものの組み合わせを答える問題です。このような問題は選択肢を絞ることから取り組みましょう。まず、「キ」の図に注目します。東京、大阪の割合が大きいのが特徴ですね。東京、大阪は流通の拠点となっていることからキは「卸売販売額」が当てはまります。

 続いて「ク」の図を見てみましょう。割合が大きい都道府県が東京、大阪、名古屋の三大都市圏に集中しています。三大都市圏にはデパートやショッピングモールが多数存在し、そこで衣服も多く販売されていることも踏まえてクは「小売販売額」が当てはまります。

 残った「カ」はそのまま「製造品出荷額」を当てはめればよいので、正解は①となります。



共通テストに向けて


 地理の問題を解くには地形、気候などの基礎知識から各国の統計データまで幅広い知識を押さえておく必要があります。基礎知識は教科書や参考書、人口などの統計データは地図帳で確認しながら覚えましょう。さらに地理の問題は、問題で与えられている図だけでなく問題文も確認し、何のデータが与えられているか、また何を問われているのかを正しく把握したうえで解かないと正解はできません。国語の読解問題のように問題文を読み取り、解いてください。


国公立大学受験専門塾サクラサクセス松江北高校前教室では地理の勉強をまずどこからやればいいかなどの相談を受け、取り組み方を提案させていただきます。興味を持った方は一度お問い合わせください。




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著者PROFILE



■国公立大学受験専門塾サクラサクセス

  • 島根県松江市北堀町にある、国公立大学合格を目指す方専用の学習塾。

  • 大阪大学、九州大学など、複数の旧帝大への合格サポート実績あり。

  • 大学受験合格に向けた​学習年間計画の作成、​週間・月間でスケジュールの​見直し・進路相談、​モチベーション管理、学習定着のための演習​トレーニング・テストを実施。

  • 課題や問題に関する質問や相談は無料・​無制限で対応。旧帝大卒等、優秀な講師陣が対応。

  • 開校時間はいつでも自習スペース使い放題。

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